そして財布は干物になる

だめなおぢさんのひびをつづるえっせい

黄昏のヒュプノス

最近、劇的に絶望的に、やる気が起きない。

寝てばかりで、飯を食うのも、おっくうで。

そして、どうやら友人の赤ちゃんよりも、俺の睡眠時間のほうが長いらしい。





ひきづり過ぎだが、前職のブラック加減にとても疲れた。日本の仕事全てが、ブラックに思えてきて探す気力が起きない。

サービス残業ばかりで、昼休憩もとれないことばかりで本当に疲れたよ、パトラッシュ。




あぁ、金玉を脇の下に移植して、変態座長の支配下にある鬼畜サーカス団にでも入ろうか?


で、俺(おれ)を、俺(おで)って呼ぶ感じの

キャラを演じよう。

イメージは、グーニーズにでてくるスロースで決定だ。


そこで、出合ったルーマニア人のナターシャに恋をして、障壁となっている変態座長のアナルに夾竹桃の枝を、ぶっさしてやろう。


そして、それキッカケで、世界中にセンセーショナルを巻き起こす、アナル華道家として

デビューし、フォーブスとかに掲載されるかもしれないぞルート。



それか、毎晩、宇宙人と交信して、なんやかんやがあって、なんか気があっちゃったりして、LINE交換して、宇宙貿易なんか始めたりして。


何が売れるかな?


レトルトカレーはどうかな?

おいしいぞ、便利だぞ

付加価値をつけて、抱き合わせで

あひるのおまるに、つめ合わせてあげよう。



竹輪は、どうかな?

指を口先で濡らして、竹輪の穴に

入れて、前後させると

いやらしい音がでるぞ。


そして後の俺は、平成の岩崎弥太郎となり

海援隊みたいなのを結成して、いち財閥を

築けるかもしれないぞルート







だが、現実はアイガー氷壁くらい厳しい。


普通の生活ですら送ることが難しい。




自死を選ばせた、某広告代理店の

罰金は、たかが50万円。

どんだけ働かせて、過労死させても

人間の命は、そんなもん。




僕たちと、社会は

価値の意味と、価値の深い掘り下げに

至れない。


お金を得て、身の回りの物を再構築する。

それを、幸せだと思う。

しかし、それは擬似の感覚。


最初から価値は、かたはらにある。

それは地球環境、共感できる存在。


心の底からの喜びは、短くてインパクトの強いものよりも、じわ~ってくる

長くて朗らかな喜びのほうが正しい。

記憶よりも、心に残るからだ。


セックスして、射精する喜び

よりも

赤ちゃんを抱っこして、お互いがにんまりするような喜び


ほんとうに人間は、めんどうだ。


最初からある地球という素晴らしく完璧である環境を、欲を正当化しただけの

経済という暴力で、ないがしろにする。

だから全てが不安定で不自然になる。





金がない。

今日も、ひたすらに寝よう。

次に、目が覚めたら、母国の星で

目醒めるかもしれない。

夏休みの宿題、先にやるか?後でやるか?

そう、俺の信念は


茹でる前の素麺のように

ポキポキと折れ


茹ですぎた素麺のように

フニャフニャである


また、やってしまった・・・

(パチスロ)


一週間前には、ふっくらとしていた

我が革財布は、またしても干物となった


それを、七輪で焦げ目がつくまでに焼き

大根おろしと醤油をさせば

ただの白米に、喜びを添える事もできるかもしれない

だが、やめておこう


あれは、たしか財布と呼ばれているものだ




あぁ、なんと生きにくく

世知辛い、世であることか



もうじき一万円は、九千円の価値になり

来月からは、タバコも値上がる


一万円のなくなる速度は

俺んなかでは、バブと同等


さらに、俺は一週間前から無職

(自己退社)



もう一度寝て


起きてみても

夢ではない


やはり無職



カラフルな装いのファッションで

とんかつ定食を頼む


それでも


無職





ま、明日から頑張ろう

昔、パピコは教えてくれた。人に分け与えれる優しさを。

先週の夜勤中の休憩時間。


同僚の女の子が、唐突に

誰ともなしにこう漏らしてきた。


◎女『あぁぁ、お腹へったぁ~』


誰も、言葉をかえそうとしない。


返事がない。

ただの屍のようだ。


周りは、少し冷たいメンバー(全6名)だった。

少し離れた席の、おじぃには聴こえて

ないかもしれない。


携帯ばかり触ってて

誰もリアクションしないから

不憫だなと思った俺は


◆俺『なんももってきてないんや?自販機でパンかカップラーメンでも買ったら?』


◎女『あたし、夜勤中は、食べない風にしてるの』



◆内心の俺

(はぁぁ、ほとんどの女の会話って、ウォリーを探せって言ってんのに、どこにもウォリーいねーんだよな。あぁ、めんどくせー。女=共感を求める、男=答えを導く っての分かってるんだけど、あぁめんどくせー)


なーんて、思ってはいたけど 会話を続ける。





◆俺『俺、アンパンマンに見える?』


◎女『は?』



◆俺『もし俺がアンパンマンなら、左か右の金玉むしりとって。はい。サーターアンダギーだよっ‼️って渡してあげれるけど、俺アンパンマンじゃないよね?』



★一同爆笑


奥のおじぃは、飲みかけのコーヒーを

吹きこぼしていた。